Hello & Welcome ! 皆さんこんにちは。
アメリカの片田舎から、【心を育てるガーデナー】のさやリンです。
オレゴン発、暮らしに役立つ植物やハーブ活用法、心を育む絵本の事を発信しています。
お庭で果樹を育てる楽しみといえば、甘くて美味しい「果実」の収穫ですよね。でも実は、私たちが普段見過ごしている「葉っぱ」にこそ、驚くべき薬効や美容成分が詰まっていることをご存知ですか?
一般に知られているのは、ビワ、カキ、クワの葉などの薬用効果ですが、今回は、オレゴンなどの西海岸沿いでも育つ、果実も美味しいけど葉っぱも薬用の、意外と知られていない3つの果樹の紹介をします。
*どの葉を使う場合も「完全に無農薬で育てたものを使うこと」が基本になります。
このブログでお伝えしている内容は、あくまで教育目的であり、医療や治療を目的としたものではありません。健康や症状について気になる点がある場合は、必ず医師免許を有する専門家にご相談ください。
イチジクの葉:冷え性や血圧が気になる方に!
とろけるように甘いイチジクですが、葉は古くから漢方で「無花果葉(むかかよう)」と呼ばれる立派な生薬です。乾燥イチジクも美味しいですが、自宅で採れたてのフレッシュなイチジクを食べるのは、何とも至福な時間です…が、ここ南オレゴンは春、秋の寒さや霜の影響でせっかくついたイチジクの実が熟さないまま終わることがあり、残念な気持ちでいたのですが、なんとその葉っぱには、その効能ばかりでなく、ほのかなココナツ味のお茶が楽しめることを知って以来、色々と新たな楽しみ方を発掘しています。

イチジクの葉の主な効果:
血圧をサポートする成分や、身体を芯から温める効果や、お茶として飲用することで、高血圧の予防や整腸に役立ちます。
- イチジクの薬湯:乾燥させた葉をお風呂に入れると、冬の寒さが厳しいオレゴンの夜でも身体がポカポカに温まり、神経痛や冷え性を和らげます。
- イチジク葉茶:独特のフルーティーでココナツのような香ばしいお茶になり、お茶として飲むだけでなく、オイルにしたり、他にも様々な活用法があります。
最近、海外でもイチジクの葉をデザートの味付けに使用する人もいて、もしかするとイチジクの葉っぱが、ちょっとしたトレンドになるかもしれませんね。
イチジクの葉や茎から出る白い液や成分には「ソラレン」という光毒性物質が含まれています。肌に付着した状態で紫外線(太陽光)を浴びると、かぶれたり、シミ(色素沈着)になりやすいため、素手で葉を触ったり剪定したりした後はしっかり洗い流し、お茶として収穫する場合は、茎から出る白い液を洗い落としで活用しましょう。
桃(モモ)の葉:夏の肌トラブルの特効薬!
ジューシーで高級感のある桃ですが、その葉っぱは、日本の江戸時代から「あせも」や「日焼け」を治すスキンケアの定番として使われてきました。特に赤ちゃんにも使える元祖スキンケアとして紹介されてきましたが、子供から大人まで安心の簡単ローションが作れます。

「縮葉病(Peach Leaf Curl)」などの
病気にかかりにくい品種を選ぶことをおすすめします。
モモの葉の主な効果:
ポリフェノールやタンニンの殺菌、あせも、湿疹などの肌荒れ改善や、日焼け後の肌鎮静・保湿に効果的です。強い抗炎症作用は、お肌をキュッと引き締める収れん作用があります。
桃の葉ローション(外側からのケア):初夏に茂った青々とした葉を煮出して冷ますだけで、天然の化粧水が完成します。日焼けした肌のヒリヒリや、子供のあせもをピタッと鎮めてくれます。
お風呂に煮だしたお湯を入れるのもおすすめです。
桃の葉茶(内側からのケア):外側からのケアだけでなく、実はお茶にして飲むこともできます。特に、むくみ改善、胃腸の緩和、肌の引き締めなど内側からも美肌・エイジングケアに役立ちます。
作り方や効能については、かしま屋の 桃の葉茶とローション作りを参考にしてみてください。
オリーブの葉:オイルだけじゃない!天然の抗生物質
西海岸定番のおしゃれな庭木のオリーブ。実やオイルがお馴染みですが、地中海地方では大昔から、「葉」こそが万能の風邪薬として重宝されてきました。
カリフォルニア州では、なんと全米のオリーブ生産の95%を占めるというほど、気候的にオリーブ栽培に適した環境です。ただし、同じ西海岸でも私の住んでいる南オレゴンはオリーブの原産地である地中海沿岸とほぼ同じ気候なのですが、冬の雨や、寒さの為に冬越しができない場合もあり、この地で育てるポイントとして、水はけがよく、冬に日光が良く当たる場所が育成の条件になります。

日光の良く当たる場所を好みます。
オリーブの葉の主な効果:
強力なポリフェノール「オレウロペイン」による、高い抗菌・抗ウイルス作用とアンチエイジング効果。
- オリーブリーフ茶:
乾燥させた葉をお茶にします。緑茶に似てスッキリと飲みやすく、風邪・インフルエンザの予防や、毎日の免疫力アップ、肌の若返りに抜群です。 - オリーブの葉は、フレッシュよりも乾燥させた葉を炒ってお茶にすることで、「オレウロペイン」の苦みや、えぐみが抑えられ、香ばしい味のお茶になります。
作り方は【農園だより】日本オリーブ(株)の自家製オリーブ茶の作り方を参考にしてみてください。
まとめ
今回ご紹介したイチジク、モモ、オリーブは、どれも西海岸の気候(涼しい冬と乾燥した夏)に適していて、品種を選べばオレゴンでも冬を越して毎年元気に育ってくれます。果実の美味しさを味わった後は、ぜひそのパワフルな「葉っぱ」も暮らしに取り入れて、お庭発のナチュラルライフを楽しんでみませんか?
それでは、オレゴンから愛を込めて、
Until the next time !
さやリンでした。










