Hello & Welcome ! 皆さんこんにちは。
アメリカ、オレゴンの片田舎から、【心を育てるガーデナー】のさやリンです。
「地球のために何かしたい。でも、私一人に何ができるんだろう?」
そんな風に感じたことはありませんか?
世界中の人が同じ時間に電気を消す「アースアワー」。私は一冊の絵本を通して、この素敵なイベント、そして作者のナネットさんと出会いました。
ナネットさんが絵本に込めた「一人ひとりの小さな一歩が、大きな変化を生む」というメッセージ。
今回は、その一人ひとりの小さなアクションが、「みんなの力」となり、
地球の未来を照らしていけるのか。
アースアワーの絵本を、私自身の体験と共にお伝えします。
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電気を消して、地球を想う「アースアワー」との出会い
まず、私が出会った絵本の話をする前に、世界的な環境イベントである「アースアワー」について簡単に説明します。
アースアワーってどんなイベント?
アースアワー(Earth Hour)は、毎年3月の終わりの土曜日、現地時間の夜の8時30分から9時30分までの「1時間」だけ、電気を消して環境問題に対する意識を高める世界的なイベントです。
世界中で段々と、明かりが消えていくことから、地球をぐるりと一周する「消灯リレー」とも呼ばれています。そして、アースアワーの目的はとてもシンプル。
「地球のために、何かひとつ良いことをしよう」
という想いを、世界中の人々と消灯のリレーで繋いでいくことです。
アースアワーの詳細は、こちらの記事も参考にしてください。

私のアースアワーとの出会い
私が初めて、この「アースアワー」について知ったきっかけは、一冊の絵本との出会いでした。
2020年より一般財団法人、絵本未来創造機構のEQ絵本講師®として活動を始めて、環境問題について調べていた時にたまたま手に取った絵本が『Earth Hour』の英語版でした。

『Earth Hour』
A lights-Out Event for Our Planet
by Nanette Heffernan (Author)
Bao Luu (Illustrator)
Charlesbridge Publisher
日常の中で、暗い夜に灯りをともしたり、寒い日には部屋をあたためたり、洗濯やお風呂に使われたり、毎日私たちは電気を使っています。オーストラリアのオペラハウスも、エジプトの古代遺跡もライトアップされ、私たちの目を楽しませてくれています。その灯りがアースアワーの日、だんだんと消えていく。その様子が絵本から手に取るように伝わってきます。
自然からの贈り物である大切な電気だからこそ、1年に1回、1時間だけ電気を消して、地球環境について立ち止まって考えるきっかけになる絵本です。
アースアワーの日のアクティビティ
私がアースアワーの事を知ってから、
毎年その日の1時間、家の灯りを消し、テレビや携帯の電源も切って、
ろうそくだけを灯し、家族とボードゲームを楽しんだり、
絵本の読み聞かせをする時間を過ごします。
不思議なもので、明かりが消えると1時間もたたないうちに、
息子と主人はうとうとして、いつもより早く寝てしまいました(笑)。
一人になった私は?というと、ろうそくの灯りを眺めながら
オラクルカードを引いたりして自分だけの静かなアースアワーを過ごしました。
ろうそくの灯は「1/fゆらぎ」と呼ばれる不規則な炎の揺らぎがリラックス・癒し効果をもたらし、安眠促進効果もあるそうですが、確かにその日の夜はよく眠れ、目覚めもとても良かったので、普段も夜にろうそくの灯りを楽しむ事もおすすめです。
昨年からは、家の灯りを消した後、懐中電灯一つ持って、
夜のお散歩へ出かけるようになりました。
普段見慣れている散歩道も、夜は真っ暗。
懐中電灯を照らすと、なんだか夜行性の野生動物になったように感じて、
家族でその時間を楽しむのが恒例になりました。



一冊の絵本がつないだ、作家ナネットさんとの出会い
絵本作家のナネット・へファーナンさんについて
アメリカ・北カリフォルニア在住のナネット・へファーナン(Nanette Heffernan)さんは、もともと環境問題にとても関心のある方で、この絵本が出版される前から、子供たちの学校で、ランチのごみを減らす計画や、節水の推進の取り組みなど、環境問題について長年活動されていました。
子供たちに環境を愛することを教えたなら、生涯をかけて地球を守る人を育てることができる
という信念のもと、実際に小学校などに出向いて、講演会を開いているそうです。

学校で講演会をした時の写真 Nanette Heffernan さんのウエブサイトより
そしてあるとき偶然に、ナネットさんがゴールデン・ゲイト・ブリッジの消灯に居合わせ、「アースアワー」を知ったことから、この世界的な環境アクションを100万人の人々と分かち合おうと誓ったのが、この絵本誕生のきっかけだったそうです。
バーチャルイベントで、子供たちと作家さんを繋ぐ
アースアワーをこの絵本で知り、ナネットさんの想いに深く感銘を受けた私は、
思い切って彼女にメールを送ってみたんです。すると、ナネットさんから
「ぜひ、お子さんの学校のクラスでバーチャルお話会を開きましょう!」
という嬉しいお返事をいただきました。
早速、担任の先生やママ友の協力を得て、小学4年生の3クラスでアースアワーの読み聞かせを実施。その後、実際にZoomを繋いでナネットさんに登場していただきました。
「明かりを消して節電することは、私たちのふるさとである地球を守ることにつながるんだよ」
「まずは自分にできることから始めるきっかけとして、アースアワーに参加してみてね」
そんなナネットさんの分かりやすく温かいお話に、子どもたちは興味津々。質問の嵐が巻き起こり、教室中が「はい!」と真っ直ぐに上がる手でいっぱいになるほど、有意義で熱気あふれる時間となりました。

最後に伝えられたナネットさんからの宿題は、
家に帰ったら、ママ、パパ、兄妹達に今日学んだ「アースアワー」の事をお話すること!でした。
ナネットさんのメッセージ:小さな一歩を「みんなの力」に変えるには
ナネットさんの絵本に込められた思い
後日、私が独占インタビューをした対話の中で、ナネットさんは絵本制作に込められた思いを次のようにお話しています。

ナネットさんから受け取った「心のバトン」
ここで、ナネットさんから伺った大切な秘話をお伝えします。
「私一人では何も変わらない」と思っているあなたへ
1時間の消灯で、世界は変わるのか?
たしかに、たった1時間電気を消すだけで環境問題がすべて解決するわけではありません。巨大な壁の前に、自分の小ささを感じてしまうこともあります。
しかし、アースアワーの真の目的は「節電の量」そのものではなく、
「地球のためにできることを考える、きっかけの入り口」に立つことです。
「人は、感情が動いたときにこそ行動する生き物である」
遠回りのように見えて、一人ひとりの感情が動き、小さなアクションが連鎖していくことこそが、実は最もパワフルな「変える力」になります。
「小さな一歩」に宿る本当の意味
何かを変えようと活動していても、すぐに目に見える結果が出ないと「無意味」だと感じてしまうかもしれません。ですが、私たちの行動には、結果をコントロールできなくても「影響を与える力」が必ずあります。
- あなたのアクションは、波紋のように広がり、思いがけない場所まで届きます。
- 一人ひとりの行動が小さなロウソクだとしたら、みんなが灯せば、そこはもう暗闇ではありません。
- 誰か一人のために、あるいは地球のために、あなたが小さなアクションを起こしたその瞬間に、その行動はすでに「十分すぎるほど」の意味を持っています。
「Earth Hour」は、日本語にも訳されています。
アースアワーへの参加は、未来へのギフ
「電気を消す」というアクションは、3歳の子どもからでも参加できる素晴らしい環境教育になります。
「子どもだからできない」という立場から、
「自分にもできることがある!」という大きな自信へ。
この小さな成功体験が、子どもたちの自己肯定感を育み、地球を守るリーダーへと成長させるきっかけになるかもしれません。アースアワーへの参加は、未来の子供たちへの贈り物になることも間違いありません。
2026年のアースアワーは、お住いの時間の3月28日(土)午後8時半~9時半
アースアワーの参加方法は、登録も何も必要ありません。
- 子どもと一緒に環境に関する絵本を開いてみる
- アースアワーに参加して、1時間だけ、電気をお休みさせてみる
- 身近な人に、この想いを届けてみる
それだけでも、十分意味のある地球の為のワンアクションです。
何より家族や大切な人とつながる時間であり、自分ともつながる時間です。
更に詳しく「アースアワー」について知りたい方は、
WWFジャパン(公益財団法人世界自然保護基金ジャパン)
アースアワー2026で確認してみてください。
また、EQ絵本講師®のアースアワー実行委員会が世界を繋いで開催する、オンライン『アースアワー』絵本読み聞かせリレーイベントも毎年行っていますので、良かったらご参加ください。
お申込みはこちらから
『ちきゅうのための1じかん~あかりをけそう!アースアワー』

まとめ
「地球環境のために何かしたいけれど、自分一人が動いたところで何も変わらないのでは……」
そんな風に感じて、立ち止まってしまうとき、ぜひ思い出してください。
「何も変わらない」と嘆くのではなく、「自分のこの一歩には価値がある」と信じること。そこから、希望の光が見えてくるはずです。
世界中の人が同じ時間に明かりを消す「アースアワー」
このイベントが私たちに教えてくれるのは、単なる節電の重要性だけではありません。そこには、作家ナネットさんの想いと重なる、もっと深く、希望に満ちたメッセージが込められています。
アースアワーの1時間は、世界中の人々と繋がり、私たちの家である地球に「ありがとう」の愛を注ぐ、特別なギフトタイムです。
ナネットさんの「100万人に届けたい」という想いに賛同し、私もそのバトンを繋ぐ一人でありたい。
一人ひとりの小さなアクションが、いつか「みんなの力」となり、
地球の未来を照らす光になると信じて。
今年の3月。あなたも一緒に、地球への小さな一歩を始めてみませんか?
ナネット・へファーナンさんの画像、およびインタビュー内容は、すべてご本人からの許可を得て掲載させていただいています。彼女の寛大な好意に感謝します。
ナネット・へファーナンさんのウエブサイト(英語)
それでは、オレゴンから愛を込めて、
Until the next time !
さやリンでした。










